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巣鴨に住む 新米コンサルタントのブログです。

LINEブログという新しいカルチャーについて。

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芸能人移籍とブログの価値

LINEブログを多くの芸能人やインフルエンサーと呼ばれる人々が使っている。

パッと見れば「LINEブログが流行ってきた」と捉えられるかもしれないが、その背景にはもちろんお金によるブログ移籍があるのかもしれない。

芸能人が多く新しく始めることで、人気が集中し、インフルエンサーが呼び寄せられ、彼らが一般人を呼んでくる。

 

人気という軸でいえば現代は四層構造になっているといえるだろう。

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①テレビタレント・政治家・大企業社長

インフルエンサーオピニオンリーダー(芸能人下位 ~ 一般人の中で上位)

③ただの一般人ブロガー

④ただの一般人で何も発信しない人

といった感じか。

 

①が集まれば、④、③、②が集まり。

②が集まれば、より④、③が集まる。

 

ボリュームとしても、①<②<③<④というピラミッド構造になっている。

 

余談だが、このピラミッドの特異な点は、③→②への移動は容易でも、②→①への移動の壁が大きいことだ。

(①→②への移動が容易なことは、ニシノアキヒロ氏などから見て取れる。)

つまり、どれだけブログというものを頑張っても①になれることは少ない。

 

なぜなら、①の彼らはブログが本業ではないからだ。

ブログはそもそも発信ツールであり、その人そのものの価値を示すものではない。

しかし、インターネット上にある種のパッケージ・広告・広報ができることで、その人という存在価値がインターネット上に現れる。(0→1の価値が③の彼らにはある)

 

話を戻そう。

 

というわけで、ブログというもの一般的にはこのような構造にあり、けんすうさんが指摘するように『どれを使っても大差はない』。そして、何に意味があるかというと『ネットワークである』とロビン・ウィリアムズの言葉を借りて説明している。

ブログなんてどこも一緒!というわけですね。
そんなブログプラットフォームなので、Bloggerは、他のブログサービスと競合し続けることになります。MovableTypeなど、高機能で何でもできるものがでてくると、Bloggerも機能を搭載せざるを得ない、というわけです。
なぜ一緒なのかというと、ブログプラットフォームには「コンテンツ流通」の要素がないからです。コンテンツ流通とは「そのサイトにいけばコンテンツにたどり着ける」要素のことです。
YouTubeがなぜ独占的に勝てたかというと、YouTubeにいって動画を検索するようになったからです。これが、動画を探す際には、FacebookTwitter経由でしか見ない、という感じだったらおそらくここまではいかなかったでしょう。動画を投稿できるプラットフォームが、ブログプラットフォーム並に乱立していたはずです。
このように流通の要素がないままでは、何が起こるかというと、ブログサービスはどこでもいっしょ、という状態になります。つまりは、動画におけるYouTubeのようにどこも勝者が生まれない、ということです。
そんな挫折を得たエヴァン・ウイリアムズは、次にTwitterの創業に関わります。そこで彼が得た経験は「ネットワークがとても大事だ」ということです。彼は以下のように述べています。
「ネットワークこそがすべてなのです。ユーザー同士のコネクションやそのユーザーが提供する、あるいは創造するコンテンツとのコネクションこそが、すべてなのです。」

けんすう - LINE BLOGの設計が秀逸すぎる件について考察

たしかにどれを使っても、タイトル・本文があり、画像やリンクが載せられて、そこそこおしゃれになり、TwitterFacebookに投稿できることができる。

一般的な機能があれば、どのような目的にせよ正直十分だ。

 

そして、唯一差があるとすればその『村』ともいえるべき、同じツールを使うブロガーの多さだ。これをロビン・ウィリアムズは『ネットワーク』といっているのではないだろうか。

ネットワーキングが何故重要か。

理由まで深めよう。もし、はてなブログ利用者が少なかったら

・運営側が儲かっていないため設備投資してくれない。

・ユーザーが居ないため、改善が上手く進まない。

・人が居ないため読んでくれる人が居ない。

などがあげられるだろう。逆にはてなブログは利用者が多いからこそ、様々なブログパーツやデザイン変更技法を検索すれば一発で出て来る。

お互いに『読者になる』といった機能で、ブロガー同士が読み合う文化がある。そこからシェアだ引用だと始まれば、SEO対策としてもかなり強力だ。

※詳しくは、ネットワーク外部性について参照してほしい。

それ故、人が居ない事こそがブログサイト運営にとって死活問題であり、だからこそ芸能人をブログに買収する。

 

LINEとLINEブログの特徴として、

LINEブログはLINEユーザーがたっぷり居る。

②さらにそれはスマホ民に集中している。

ということがある。

 

そしてそれは即ち、

①LINEユーザーが多いから、LINEブログもみんなが読む。

スマホブログ市場はブルーオーシャンで、LINEブログが一人勝ち。

ということが予想されるかもしれない。

 

しかし、、、本当にそうだろうか??

 

まず、ブログは情報収集ツールではないから、LINEユーザーが多くても、だから読者が多くなるというのは飛躍がある。

正直、LINE公式アカウントを楽しみにしている顧客なんて居ないんじゃないか。

実際に芸能人のLINEブログをフォローし、通知をLINEで得たが速攻辞めた。

理由は、その人からの情報発信を心待ちにしているということが根本的にないのだ。その人のどうでも良い毎日は知りたくないし、その人が毎日質の高い情報や正論をぶちまけてくれるわけではない。

 

僕が好きなのは、(逆説的だが)LINEの田端さんのように様々な投稿をシェアしながら、一言コメントが書いてあるような、超センスの有る人によってキュレーションされた世の中一般の情報だ。まあ、とはいえ彼の情報だけがFacebookのタイムラインに流れてくるのはおぞましくて仕方がない。Facebookは色んな人の情報が交錯し、その中で質の高い情報をキュレーションを行っている人が僕は好きだ。

 

だからこそ、非常に有用だと思うのはLINEブログをFacebookで発信すること。これは非常にうまくいっていると思う。特に継続的に目標に向かって頑張っている、アヤノヤさんのような状態だ。

また、フォーリンデブはっしーさんも非常に上手なポジションだと思った。『都内の美味しいものを定期的に教えてくれる』というのは凄く良い。それを見て美味しそうだなと思ったら直ぐに行けるからだ。

※さらにLINEと掛け合わせて、山手線内の駅名を入力するとオススメのお店がリプライされる。凄い…。

 

2点目、スマホユーザーに集中しているか否か?というのは大きな問題ではない。

確かにLINEブログのUIがシンプルでスマートではあるが、はてなブログなど多くのブログもスマホ対応のUIは作られている。極論、LINEで別サーバーのブログを送信したい方が多いのではないかと思う。どれを使っても大差ないのだから。

ただ、発信者として気をつけるべきことがある。スマホからは長文・文字の小ささ・画像情報の少なさなどが、致命的にブログを読みづらくする。さらにあまりのスクロール(スワイプ)のやりやすさから、読み飛ばされることが多い。こういった点から考えるに、本や新聞への寄稿・コラムや研究発表のような内容は向いてないのではないだろうか。

むしろ、TwitterFacebookInstagramのように、多くても1000字程度の文章と写真による、まさに『ライフログ』のようなブログが一番ベストなのだと思う。

 

そして、それらSNSとの唯一の違いは何か?それはブログであることだ(笑)

具体的には、『タイトル』と『画像の添付タイミング』『文字サイズの変更』などだ。特に『タイトル』の言葉の力をLINEブログならば思いっきり発揮できる。

さて、こういったLINEの行動を少し思い出すことがある。

完全な1対1でリアルタイムの会話ができるが、情報の拡散ができない電話。文章で伝えたいことを整理しながら連絡できるが、一度の情報量が多く労力を使い、過去のやりとりが振り返りづらく、見通しの悪いメール。共通しているのは相手を指定したクローズドな対話であることです。これらの2つを足して2で割ったものがLINEである、と考えます。

(参考)LINEが流行った理由を考えてみた。

そう。『メール』と『電話』の中間を付いたLINEが得意とするモデルなのだ。

クローズドな空間のコミュニケーションの『メール』と『電話』の間をLINEが勝ち取ったとするならば、多くの『ブログ』と『SNS』の間を取りに行くのがこのLINEブログである。

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『ブログ』ほどしっかりした文章が書きたいわけではないが、『SNSほどフランクな文章なのはイヤ。そんな人にバチッとハマる新しい文化がLINEブログだと思う。 

だとすれば、継続的にチェックしたくなるような・応援したくなるような内容に沿う必要がある。そうでなければ前述のように僕はウザくなって読むのを辞めてしまうだろう。それは情報収集ではない。それはSNSの感覚に近く、さらにそれはFacebookよりもTwitterのような『毎日なにげなく見る』感覚だ。

※???としているのは、LINEのグループチャットのような革新的なコミュニケーション方法をLINEブログが何か提供してくれるのではないかと期待している。これは結構肝な気がしています。

今後のLINEブログ

LINEブログ全体として

先程も言ったとおり、ブログとSNSの中間地点をいくLINEブログであるが、正直ブログという文化の幅があまりにも広い。2〜3の文章しか載せないブログから、この記事のように5000文字以上の長文になることもあるだろう。

こういった中で、LINEブログの特異性と社会ニーズをマッチさせていく必要がある。

LINEブログで活躍するために

だからこそ、今後流行を考えていく際には

①オピニオン・セルフブランディング系(Facebookとの大きな差は、タイトルをつけられること・画像の貼り付けタイミング等)

②外食・レシピ・本・洋服・メイク・ガジェットのキュレーションなど人々の未知開拓意欲が強く、定期的に一方的に細心の情報発信してほしいタイプ

は間違いない。

それに合わせて未だ見ぬ存在ではあるが僕は、

③筋トレ・ダイエット・受験などマスが持つ悩みについて一緒になにかを成し遂げていくようなブログ。

も流行するのではないかと思っている。

これなら、定期的な発信の無意味さも打ち消される。むしろ、共感できる内容が多ければそれに付随したファンがついてくるのではないだろうか。

 LINEブログをこれから始めたい人が意識してほしいのはYoutubeだ。Youtubeも毎日見るブログのような近い感覚であり、ジャンルは十分参考になるだろう。

これからLINEブログを始めようと思っている人の、一助になれば幸いです。